自動車保険には強制保険(自賠責保険)と任意保険がありますが、
先日、大手損保の損保ジャパン日本興亜と東京海上日動が、
中国において強制保険を販売開始するというニュースがありました。

ともに2014年11月17日付けで、中国での販売認可を取得したということです。
この強制保険の中国進出の背景には、日本国内の自動車保険業界の事情も関係していると思われます。
現在、日本では若者の車ばなれ・人口減少・長引く不景気、などによって、
多くの損害保険会社は厳しい状況にあります。

そこで、海外、それも発展めざましく、人口も多い中国進出をもくろむのは
保険業界としても当然の流れともいえると思います。

任意保険に関しては、これまでにもすでに中国で認可を取得していた
日系損保会社もあったのですが、なかなか市場を獲得できずにいたのが実状でした。
その主な要因となっていたのは、日本と異なる中国での請求制度のためでした。
日本では強制保険と任意保険がそれぞれ別々の保険会社であっても、一度の請求手続きで済みます。

ところが、中国では強制保険と任意保険に一括請求制度がないため、
別々の保険会社に加入している場合は手続きが煩雑になってしまうのです。
こういった事情から、日系損保会社はこれまでなかなか中国での市場を獲得できずにいました。

しかし、これからは強制保険の中国認可も取得したということで、
任意保険と強制保険のセットでの契約が可能となり、
中国市場の開拓にも大きな期待がされております。

もちろん、制度上の問題が解消されたからといって、
無条件で中国市場を獲得できるというわけではないと思います。
日本でも、外資系ではなく、国内企業が好まれるという傾向は根強くあります。
中国でも同様な傾向はありうると思うので、
その点ではさらなる企業努力が必要になってくるかと思われます。

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