自動車保険では、同居か別居かというのが契約内容に大きく関係してきます。特に関係してくるのが、記名被保険者を変更するときです。

この記名被保険者というのは等級を持っている方の名義なのですが、同居の親族間の変更であれば等級の引継ぎが可能ですが、別居の親族間の変更となりますと、この等級の引継ぎができなくなってしまうのです(5等級以下の「デメリット等級」は例外的に引き継ぎます)。

なので、近い将来に、進学・就職・結婚などで住所変更する可能性のある方は、同居のうちに記名被保険者の変更を済ませておくべきでしょう。では、万が一うっかり別居してからそのことに気づいた場合はどうすればいいでしょうか。保険会社によっては事情を説明すれば例外的に等級の引継ぎをしてくれる場合もありますが、原則として等級継承不可となることは心に刻んでおくべきでしょう。

また、こうした例外的な対応は一般的にいいまして、顧客と保険会社が直接やりとりして契約する通信販売型のところよりも、代理店が間に入って契約をするところのほうが融通は効きやすいかもしれません。そして、記名被保険者は基本的には主に自動車を運転する方を設定する必要がありますが、保険会社によってかなり厳密にそうした基準を設けているところとそうでないところがあります。

つまり、主に運転する人以外でも記名被保険者になれてしまったりするところもあるということです。そういったところでは仮に父親が記名被保険者になっていて、息子が結婚して、その車を持って引っ越して行ってしまったのに、記名被保険者の変更を忘れてしまったようなケースでも、等級継承できるように、そのまま記名被保険者を父親名義にしておくなんてこともできるわけです。

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